かけがえのない「時間」

東京都在住 Y様

成田との出会い

成田さんは電話の向こうで
涙ぐんでいるんですよ(笑)。

あれは確か、まだ辺りも暗い明け方6時頃だったかな。
妻が亡くなり、半ばパニック状態で寛永寺さんにお電話させたいただいたんです。
一刻も早くお葬儀屋さんに来ていただきたい旨をお伝えしたところ、
成田さんを紹介していただいて。
朝早い時間にも関わらず、成田さんはすぐにお電話をくださいました。

電話越しでしたが、成田さんはすごく優しい方なんだなと思いましたね。
妻を亡くしたという話を、寛永寺さんから聞いてくださったんだと思うのですが
成田さんは電話の向こうで涙ぐんでいるんですよ。
こちらが驚いてしまって(笑)
まだお会いしたこともない私の気持ちを、深く慮ってくださったんですね。

成田さんにつられて、気が付けば私も涙が溢れていました。
普段はあまり内心を出さない方なのですが。
そうやって感情を表に出させてもらえて、とてもありがたかったですね。
一緒に泣いてもらって。何かこの人を信じようって思ったことを鮮明に覚えています。

大切な「時間」

かけがえのない
家族の時間を作っていただきました。

これは私の希望だったのですが、妻を自宅からすぐに送り出したくなかったんです。
通常のお葬式だと、亡くなってすぐに式場に行って、お葬式をあげて、
そのまま火葬場へって、慌ただしく2、3日で過ぎていくものだと思うのですが。
1週間は妻に家にいてほしいと、ゆっくりお別れをしたいと成田さんにお伝えしたんです。

相当大変だったと思うのですが、私たちの想いをよく汲んでくださいました。
そのお陰様で、最後に妻とゆっくりと過ごせたんです。

それに、成田さんは打ち合わせを終えるといつも、スッと帰られるんです。
「家族の時間を大切にしてください」って。
遠方に住んでいる家族もいたものですから、気持ちをすり合わせる時間が必要で。
そんな私たち遺族のことを気遣って、思い返す時間を作っていただいたんです。

家族みんなで居間に集まって、妻の話をたくさんしました。
こんなことあったんだよ、あれが好きだったね、絵を描いてたよねって。
あの時間は本当にかけがえのないもので、あの時家族揃って思い返すことができたからこそ、
みんなで心を揃えて一緒に頑張ろうって、ひとつになることが出来たんです。

華々しく送る御葬儀

お葬式が楽しみになっていたのは
私たち自身でも驚きでした。

祭壇は特に素晴らしいものにしていただいて。
打ち合わせでは、花屋の平山さんには家まで来ていただきました。
知りうる限りでは、祭壇を作ってくださるデザイナーさんが、
わざわざ来てくれるという話は聞いたことがなくて。
「え!来てくれるの!」って、すごく嬉しかったことを覚えています。

妻が急に亡くなり、何も考えられない中での打ち合わせでしたが、
成田さんと平山さんは色々と思い出話を引き出してくださいました。
妻の人柄や生まれ育った故郷、趣味、印象的な出来事。。。
お二人の引き出し方が上手いものだから、雑談みたいにリラックスしてしまって(笑)
少しずつ記憶が蘇って、そこからアイデアをどんどん広げてくださいました。
「どんな祭壇になるんだろう」って、いつの間にかお葬式が楽しみになっていったのは、
私たち自身でも驚きでしたね。

お葬式当日、祭壇を目にした時の感動は今でも忘れられません。
妻の生まれ育った故郷を思わせる、大空の背景と美しい緑の植栽。
大好きだった、色とりどりの季節の花。棺の上には、夫婦の思い出が詰まった白い薔薇。
祭壇のすぐ側には、妻が趣味で描いていた絵画のギャラリーコーナーまで作っていただいて。
一緒に飾っていただいたオレンジの花は、妻が結婚式で身につけていた
ドレスがモチーフになっていました。

それはもう華やかで、妻らしい素敵な祭壇でしたよ。
ああ、こんなに風に作ってくれたんだって、本当に嬉しかったんです。
祭壇やギャラリーを見ながら、妻のことを思い出して。

妻の同郷の方々も「これ故郷の風景だよね」って、とても喜んでいただけましたね。
私たちの大事にしていることや伝えたい想いを、
成田さんと平山さんは想像を超える形で表現してくださいました。
お葬式ってこんなに自由で、華々しく送り出していいんだって、印象が大きく変わりましたね。

ご遺族様と成田のこれから

成田さんという存在を、
受け継いでいきたい。
そう感じています。

パッケージ化されたお葬式をやるんだったら、どのお葬儀屋さんでもいいんですよ。
でも、成田さんみたいに遺族を一番に想ってくれる、そういうお葬儀屋さんもいるんだなって。

成田さんは、一番辛い時に寄り添ってくださった方なんです。
家族だけだと倒れてしまいそうなところを一緒に並走してくださって。
そういった存在が側にいてくださることが、本当に嬉しかったですね。
そうでなければ、私たち遺族は潰れちゃいますよ。
だから、恩人というか、もう信頼するしかないですよね。

お葬式が終わってしばらくしてから、成田さん宛に手紙を書かせていただいたのですが。
その内容も、ほとんどが妻を失くしたことに対する”愚痴”でして(笑)

身内を失くす、なんてありふれたことなんですが、
その悲しみはやっぱり当事者にしか分からない。
それは他人には伝わらないことで、だから誰にも言えないんです。
でも成田さんなら、そんな愚痴も聞いてくれるだろうって。
私たちに寄り添おう、気持ちを理解しようとしてくださるから、
この人になら家族にも言えない心の内を明かしてもいいかなって、そう思えました。

要は、それほど成田さんの存在をとても身近に感じているんです。
娘達も成田さんのことをよく慕っていて。
何か相談したいことができたら、すぐに成田さんに連絡しようねって話していますよ。
それに、私ももう歳ですから。
いつか私にも「そういう時」が来た際には、
娘たちが成田さんに相談できる関係を保っておきたいと思います。
成田さんという存在を、受け継いでいきたい。繋がっていたいですね。

2026年01月28日