第五話 書き溜めたもの
「響くこと結構あるなぁ」
手提げ鞄にはいつも、
黒革の手帳と長年使用している万年筆が俺の相棒。
「これ、使えそうだな!」
気に入った言葉やエピソードを記入している。
手帳が一杯になったら、リングから手帳の中身を外し、新しい手帳に入れ替える。
50冊はあるだろうか。
一時、スマホに記録していたこともあったが、どうも使いこなせない。
運転中でも、トイレ中でも、電車の中でも、
いちいち鞄から手帳と万年筆を出し、気に入った言葉を紙に書く。
これがいいんだよなぁ。
たまに過去に記した手帳を見ると、「響くこと結構あるなぁ」と頷く。
書き溜めたものを少しずつ出していこうと思う。